制作事例|カツオ型オリジナル絵馬

「勝守」のカツオを、形そのままの絵馬に。

四倉諏訪神社で毎年掲揚される「かつおのぼり」と、地域に受け継がれる鰹節文化を背景にした絵馬。神社で頒布しているオリジナル御守「勝守」のカツオをもとに、図柄だけでなく輪郭そのものから形にしました。

四倉諏訪神社の勝守をもとに製作したカツオ型オリジナル絵馬
ご依頼
四倉諏訪神社
製品
カツオ型オリジナル絵馬
モチーフ
勝守のカツオ
素材
木製
加工
レーザーカット・UVカラー印刷
用途
神社授与品
01|きっかけ

四倉の鰹文化を、新しい絵馬で伝える

福島県いわき市四倉町では、かつてカツオが多く水揚げされ、鰹節づくりが盛んに行われていました。境内に建つ「改良鰹節之碑」や、毎年4〜5月に掲揚する「かつおのぼり」に込められた地域の記憶を、授与品として残したいというご相談から始まりました。

カツオと勝の文字、桜、波を描いた絵馬の初期スケッチ

御守りに使用するために描かれた手描きの原案。この中からカツオを抜粋し、絵馬にも展開できるイラストへ整えました。

四倉諏訪神社の勝守に使われているオリジナルのカツオ図案

御守り用の手描き原案からカツオを抜粋し、線と配色を整えて完成したイラストです。

02|イラスト化

御守りの原案から、カツオのイラストへ

御守り用に描かれた手描きの原案から、主役となるカツオを抜粋。魚の勢いや親しみやすさを残しながら、線と配色を整理して一つのイラストに仕上げました。その完成イラストを、絵馬の印刷図柄と外形の起点にしています。

03|形状設計

図柄を生かして、カツオの輪郭を製品に

支給されたカツオの線を、レーザーカットに適した輪郭へ調整しました。尾びれや背びれの印象を残しながら、木製品として扱いやすい強度と、紐を通す穴の位置を検討。イラストの勢いを損なわない形に仕上げています。

カツオの輪郭にレーザーカットした印刷前の木製絵馬

印刷前の木地。カツオのシルエットに沿って一枚ずつレーザーカットしています。

カツオ型の木製絵馬へUVカラー印刷している量産工程

木地へUVカラー印刷。青・白・黄色のコントラストと、細い線の見え方を確認しながら仕上げました。

04|印刷・製作

鮮やかな色と細い線を、木の上に再現する

カツオの深い青、腹部の縞模様、黄色いひれをUVカラー印刷で表現しました。外形と印刷位置を合わせ、細部まで図柄が読み取れる状態で製作。形そのものにも、表面の色にも、勝守のカツオらしさを残しました。

05|完成

地域の記憶を受け継ぐ、カツオ型の授与品

四倉の鰹文化と、神社のオリジナル御守を結ぶカツオ型絵馬が完成しました。既存の絵馬形状へ図柄を載せるのではなく、モチーフの輪郭そのものを製品にすることで、手に取ったときにも強く印象に残る授与品になっています。

赤い紐を付けて完成した四倉諏訪神社のカツオ型絵馬

完成したカツオ型オリジナル絵馬。勝守の図柄を、木の輪郭とカラー印刷で一枚の授与品にまとめました。

この事例のポイント

御守り用の手描き原案からカツオを抜粋し、イラスト、形状、印刷へと一つのモチーフを展開しました。

由来やモチーフから、絵馬の形をご提案します。

完成したデザインデータがなくても、手描きの構想や写真、既存の授与品などをもとに形状と印刷方法を検討できます。

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