制作事例|レーザーカット絵馬
一枚のイチョウから、
三つの表情を。
色合いのイメージから始まったご相談を、イチョウの葉そのものをかたどった絵馬へ。塗りのテイストと形状を一つずつ整え、緑・黄色・白の三色に仕上げました。

- 製品
- イチョウ形絵馬
- モチーフ
- イチョウの葉
- 仕上がり
- 緑・黄色・白の3種類
- 加工
- レーザーカット
- 印刷
- UVフルカラー印刷
- 寸法
- 約119 × 97.1mm
形ではなく、まず色のイメージから
最初にいただいたのは、丸い木地にイチョウを描いた色合いのイメージでした。絵馬の形は図案にとらわれず、型抜きの形状は安間工房へお任せいただくというご相談です。そこで、モチーフの魅力をそのまま製品の輪郭に生かす方向で検討を始めました。
葉そのものを、絵馬の形に
丸い板へイチョウを印刷するのではなく、扇状に広がる葉の輪郭と細い葉柄までを一つの形として切り抜く構成へ。遠目にもイチョウと分かり、手に取ったときにも印象に残る形を目指しました。
粒状の濃淡で、やわらかな三色に
塗り方のテイストを確認するため、緑から黄色へ変化する案、黄葉を表現した黄色案、中央を白く残した淡い黄緑案の三種類をご提案しました。いずれも単色でベタっと塗らず、細かな粒の重なりで自然な濃淡をつけています。
紐穴と葉の切れ込みを、一つの形に整理
イチョウらしい中央の切れ込みを残しながら、紐穴まわりの強度も確保する必要がありました。葉の分かれ目を紐穴につながる位置へ移し、穴の周囲には十分な木部を残す形へ調整。印刷範囲の外側に木地が見えるよう、カットラインにもわずかな余白を設けています。
図柄と輪郭を同時に整える
外形、葉脈、神社印、紐穴は別々に考えるのではなく、完成時のバランスを見ながら配置しました。約119mm × 97.1mmの中で、イチョウの広がりと絵馬としての扱いやすさを両立しています。

緑・黄色・白。それぞれの印象を保ちながら、形状と葉脈を共通化して仕上げました。
季節と願いを映す、三色のイチョウ絵馬
調整を重ね、イチョウの葉をそのままかたどった三種類の絵馬が完成しました。木地を縁として見せることで輪郭がやわらかく際立ち、粒状の印刷と繊細な葉脈、赤い神社印が一枚の中で自然にまとまっています。
いただいた図案をそのまま形にするのではなく、色のイメージを受け取り、製品として成立する輪郭と紐穴の構造まで組み立てました。


