製作事例|オリジナル木製御朱印帳
偶然から生まれた、
みかん型御朱印帳
地元・浜松の神社様からご相談いただいた、みかんの形をしたオリジナル御朱印帳です。
一度は製作が難しいと判断したご相談でしたが、変形蛇腹和紙との偶然の出会いによって製作が実現しました。

- PRODUCT
- オリジナル
木製御朱印帳 - SHAPE
- みかん型・円形
葉付き - COVER
- 木製
レーザーカット - UVカラー印刷
- INNER
- 円形蛇腹和紙
- CLIENT
- 濱名惣社神明宮様
静岡県浜松市
二つのご相談が偶然つながり、
難しかった形が実現しました。
一度は難しいとお伝えした、
みかんの形
ある日、日頃から御朱印帳用の蛇腹和紙を依頼している製本会社様から、「変形した蛇腹和紙を製作したので、何か活用できるアイデアはありませんか」とご相談をいただきました。
実はその数日前、地元・浜松の濱名惣社神明宮様から、みかんの形をした御朱印帳を作れないかというご相談をいただいていました。
しかし、その時点では円形の蛇腹和紙を用意する方法がなく、一度は製作が難しいとお伝えしていました。
その直後に変形蛇腹和紙のお話をいただいたことで、二つのご相談が偶然つながり、みかん型御朱印帳を製作できることになりました。


円形だけではなく、
葉まで含めてみかんらしく
みかんの形だけでなく、みかんらしさを表現するために葉を付けたいというご要望がありました。
本体を単純な円形にするのではなく、枝と葉を一体化した形状で設計しています。
細い枝と葉を支える、
木目方向の設計
枝や葉の部分は本体より細くなるため、木材の向きによっては折れやすくなります。
そこで、枝と葉の強度を確保できるように、木目が縦方向に通る配置で表紙を製作しました。
デザインだけでなく、実際に御朱印帳として持ち歩くことを考え、細い部分の耐久性にも配慮しています。


基準となる辺がない、
円形同士の位置合わせ
今回特に難しかったのは、円形の蛇腹和紙と木製表紙の位置合わせです。
一般的な四角形の御朱印帳は辺を基準に位置を合わせられますが、円形には明確な基準となる辺がありません。
そのため、蛇腹和紙の折り目と表紙のデザインが垂直になるように、正確に位置を合わせる必要がありました。
さらに、表表紙と裏表紙の向きもそろえなければ、御朱印帳を閉じた際に葉や文字の方向がずれてしまいます。
表紙、蛇腹和紙、裏表紙の三つの向きを確認しながら、一冊ずつ組み立てています。
浜松らしさを、
印象的な一冊に
浜松らしいみかんをモチーフにした、印象的な形の御朱印帳が完成しました。
通常の四角形とは異なる形状ですが、葉の部分まで木材で表現し、みかんらしさと木製御朱印帳ならではの質感を両立しています。
一度は難しいと思われたご相談でしたが、製本会社様からの提案と神社様からのご要望が偶然重なったことで、形にすることができました。


浜松らしいみかんの形と、
木製表紙ならではの質感を一冊に。


